福井で土地を探すコツとは?失敗しないために押さえておくポイントを解説
公開日: 2024/06/17
家を建てる際は、土地探しからスタートします。適切な土地を選ぶことは、満足度や住み心地にも影響を与えるため、非常に重要です。しかし、理想の土地を見つけるのはなかなか難しく、苦戦している人も少なくありません。本記事では、福井での家づくりにおける土地探しのさまざまなポイントについて解説します。ぜひ参考にしてみてください。
土地を探す前の準備
土地探しでは、しっかりとした事前の準備が欠かせません。適切な準備を行うことで、理想的な土地を効率よく見つけることができます。ここでは、必要な事前準備について紹介します。
エリアを絞る
まず、どのエリアで土地を探すかを決めましょう。この際、エリアを狭くしすぎないことがポイントです。最初から「○○地区」「○○駅から徒歩○分」などと条件を絞り込みすぎると、候補が限られてしまい、良い場所を見落とす可能性があります。最初は広めの範囲でエリアを設定し、徐々に絞り込んでいくのが効果的です。
予算を決める
次に、土地の予算を決めましょう。土地の価格だけでなく、手数料や諸経費も含めて予算を設定することが大切です。予算設定の際には、将来の家計への影響を考慮し、余裕を持った金額を設定することが求められます。
理想の土地を見つけても、予算オーバーで家計が圧迫されてしまっては本末転倒です。土地にどれくらいの費用をかけられるか、また建物にどれくらいの費用が必要かをしっかりと見積もっておきましょう。
希望条件に優先順位を付ける
土地に求める希望条件を明確にすることも重要です。ただし、すべての希望条件を満たす土地を見つけるのは難しいため、優先順位を付けましょう。
たとえば、土地探しを行った人が実際にどんな条件で土地を探したのか、以下にまとめてみました。
【Aさん(40代夫婦+子ども2人)の希望条件】
・徒歩圏内に学校やバス停がある
・都内に通勤しやすい場所
・津波の心配がない場所
・50坪の広さが確保できる
・近くにおいしいパン屋さんがある
【Bさん(40代夫婦+子ども1人)の希望条件】
・徒歩10分以内に駅がある
・繁華街へアクセスしやすい
・20~30坪の広さが確保できる
・閑静な住宅街
・間口が7m以上ある
このように具体的な希望条件をリストアップし、それぞれに優先順位を付けておくと、候補の土地が見つかったときに判断しやすくなります。まずは必須条件を満たす土地を探し、次にできる限り多くの希望条件を満たす土地を選ぶようにしましょう。
土地購入までの流れを把握する
土地を購入するまでの流れについても、しっかりと把握しておきましょう。土地探しから購入までは、以下のようなステップで進みます。
・土地を決める
・買付証明書を提出
・住宅ローンの事前審査
・土地の売買契約締結
・住宅ローンの本審査
・金銭消費賃貸契約書の締結
・土地の引き渡し、所有権移転登記
また、土地探しと並行して、信頼できる不動産会社を選ぶことも必要となります。先立って土地を決めてしまうと、さまざまな制約が出てしまうこともあるので、土地探しの流れは事前に把握することが大切です。
土地を探す方法
土地を探すにはいくつかの方法があります。最適な土地を見つけるためには、これらの方法を上手に活用することが重要です。どのような方法があるのか見ていきましょう。
ネットで探す
大手不動産会社のウェブサイトや地元の不動産サイトなど、インターネットを利用して土地を探す方法は、最も手軽で効率的です。エリアや価格、面積、立地条件などを細かく設定して検索できます。
ただし、ネット上の情報は必ずしも最新ではないことがあります。すでに他の買い手が決まっていることもあるため、気になる土地が見つかったら、その不動産会社に連絡して詳細を確認するようにしましょう。
自分の足で探す
自分の住みたいエリアを実際に歩いて探す方法もあります。この方法は時間と手間がかかりますが、ネットでは得られない多くの情報を直接確認することができます。実際にエリアを訪れることで、その土地の雰囲気や周辺環境を知ることができ、より具体的なイメージを持つことが可能です。
しかし、この方法で必ずしも売地を見つけられるとは限りません。希望のエリアに売地が少ない場合もあるため、あくまで補助的な手段として活用すると良いでしょう。
不動産や建築会社に探してもらう
専門家に相談する方法も非常に有効です。不動産会社や建築会社に依頼することで、一般には公開されていない土地の情報を紹介してもらえる場合もあります。
不動産会社は豊富な情報網を持っており、最新の市場動向や法規制についても詳しいため、安心して任せることができます。また、すでに建築会社が決まっている場合、その建築会社に依頼することで、建てたい家の設計や予算に合わせて最適な土地を探してくれるため、土地と建物のバランスがとりやすくなります。これにより、予算内で理想の家を建てられる可能性が高まります。
土地で確認するべき項目
理想の土地を見つけるためには、さまざまな視点から土地の特性を詳しく確認することが必要です。ここでは、土地を探す際にチェックしておくべきいくつかの項目について紹介します。
土地の価格・坪単価
土地の情報を最初に確認する際、最も気になるのが価格と坪単価です。土地の価格は、その土地全体の総額を示し、坪単価は1坪(約3.3㎡)あたりの金額を表しています。これらの金額には、地盤改良費などの追加費用は含まれていません。価格が安い場合、何らかの問題が潜んでいる可能性が高いため注意が必要です。
土地の面積・形状
次に、土地の面積や形状について確認します。土地情報に記載されている面積は役所に登録されている面積のため、実際の測量結果と異なることも少なくありません。実際の面積が異なると、家を建てる際にトラブルになることもあるので注意しましょう。さらに、土地の形状も確認が必要です。形がいびつな土地では、建物の配置や設計に制約が生じる可能性があります。
土地購入前には必ず現地を訪れて面積や形状を確認し、実際の状態を把握することが大切です。
建ぺい率・容積率
建ぺい率と容積率も確認すべき重要な項目です。建ぺい率はその土地の広さに対する建築可能な建築面積の割合を示し、容積率は建築可能な延べ床面積の割合を示します。これらの数値が低い場合、広い土地であっても大きな家を建てることができません。希望する建物を建てられるかどうかを事前に確認することが必要です。
用途地域
用途地域も見逃せない項目です。用途地域は都市計画法により定められた土地利用の区分で、13地域に分類されています。住居用、商業用、工業用など、用途地域によって建物の用途や規模が制限されます。
たとえば、住居系の用途地域では落ち着いた住環境が期待できます。工業専用地域と記載がある場合、そこでは住宅を建てることはできません。土地の用途地域を確認し、自分の希望する住環境や利用目的に適しているかどうかを見極めましょう。
地勢
地勢とは、土地の高低差や傾斜の状態を指します。多くの場合、平坦と記載されていますが、高低差がある場合や傾斜地の場合には、土地の整地や造成が必要となることがあります。また、傾斜地では建物の設計や施工に工夫が必要となることがあります。実際の土地がどんな状態か見に行くといいでしょう。
取引形態(媒介・仲介・売主)
取引形態とは、土地を売買するときの取引の方法です。土地情報には「媒介」「仲介」「売主」などの取引形態が記載されています。
売主は土地の所有者が直接売却する場合で、仲介手数料が発生しません。一方、媒介や仲介は不動産業者が土地の売買を仲介する場合で、仲介手数料が発生します。仲介手数料は「土地価格×3%+6万円+消費税」が上限と定められており、それ以上の手数料を要求された場合には注意が必要です。
まとめ
福井で理想の土地を探す際には、まず事前準備が重要です。広めのエリアで探し始め、徐々に絞り込むと良いでしょう。予算は余裕を持って設定し、希望条件には優先順位を付けて現実的な選択を行います。そして、土地購入までの流れを理解しておくことで、スムーズな取引が期待できます。最終的には、価格や面積、用途地域などの詳細なチェックを怠らず、安心して購入手続きを進めることが大切です。これらのポイントを押さえれば、失敗せずに満足のいく土地を見つけられるでしょう。
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引用元:https://fukui.ouchino-kaikata.com/
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