住宅購入の際にチェックすべきシミュレーションとは

公開日: 2023/10/23

シュミレーション

住宅の購入は一大イベントです。高額な買い物であり、一生使う場所だからこそ、一目惚れや価格の安さに目を惹かれてしまいがちです。住宅を購入するとき、間取りや価格だけでなく、注目すべきは資産価値です。どのくらい価値があるのか、今の暮らしとどのように変わるのかをチェックし、シミュレーションしましょう。

資産価値を意識したシミュレーションをしよう

シミュレーションは、資産価値を意識して行います。家を購入するときは、常に住み続けることを想定しています。今住んでいる家と、これから住もうとしている家、どちらが現在の状況に合っている家なのかを意識してシミュレーションしましょう。

家を売る場合を想定して考える

家を売る場合を想定して考えてみましょう。購入時はずっと住み続けると思って購入した家も、さまざまな環境の変化に伴って売却を考えるケースがあります。現状の資産価値がどのくらいあるのか、今後どのような推移をしていくのかを知って、シミュレーションをするのがおすすめです。20年先も売れる、価値のある物件を探しましょう。

家賃200倍の物件を見つけよう

家賃200倍の物件というと、ピンとこないかもしれません。具体的に考えてみましょう。たとえば、家賃15万円の家に住んでいるとします。家族で住むために住宅の購入を検討している状況です。見つける価格の基準として役に立つのが、家賃の200倍で売られている物件。家賃15万円であれば、3,000万円の住宅です。3,000万円ならば、地域を選ばなければ見つかります。

都心ではやや難しい傾向にあるので、条件などを深く確認するとよいでしょう。家賃200倍の家は、今と大きく出費が変わらないとされています。今の生活水準を保って生活できるので、家を選ぶ基準のひとつです。

見つけられたらラッキー

家賃200倍の住宅は、見つけるのが難しく、見つかっても条件が良くない場合が多いのが特徴。今住んでいる家の方が快適で過ごしやすいかもしれません。

間取りもそうですが、駅からの距離、使える路線の数、周辺の立地など、すべてで納得できる物件を見つけるのは至難の業です。条件の良い、家賃200倍の家を見つけられたなら、とてもラッキーといえます。

毎月の支払い額と家賃相場を比べよう

毎月の支払い額と家賃相場を比べてみましょう。分譲で購入したほうが、賃貸で住み続けるよりも高額になる可能性があります。住宅を購入した場合、支払うのは家賃だけではありません。収入と比べて家計を圧迫していないかも考慮することが重要です。

分譲で買う方が実は高い

住宅は、分譲で買うほうが高くなる可能性があります。家賃で支払っているのは、主に賃貸料と管理費です。合算すると、物件の家賃として表示されている金額にやや上乗せして請求されます。それでも、家賃15万円の賃貸で17万円前後。

管理費が家賃に含まれていることもあります。しかし、住宅を購入するとこれらは基本別物です。売り文句として、今より少ない負担で家が買えるといわれていますが、実際は加えて今の家賃以上になっていることもあります。

収入と比べて家計を圧迫していないか

住宅を購入する前に、今の収入をもとに家計を圧迫しないかをシミュレーションしましょう。

家賃以上の請求がくるとわかった以上、家計を圧迫するのは確実です。いくらまでなら負担が少なそうなのか、また購入しないで賃貸に住み続けたほうが安いのかを算出します。無理のない計画で、購入・支払いができる住宅を選びましょう。

住宅購入は投資と同じ?リスクを考えて購入を決めよう

住宅購入は投資と似ています。ほとんど同じといってもよいかもしれません。リスクを考えて購入しなければ、家計を圧迫していくばかりです。月々の支払額が大きくなっても、収入は上がらないので、注意して考えましょう。

今の生活と比べる

今の生活と、住宅を購入してからの生活を比べてみましょう。住宅ローンがあるために生活が厳しくなっているのが想像できるのならば、やめたほうがよいです。暮らしやすさや日々の充実など、金銭的負担よりも得るものが大きいのであれば購入してもよいでしょう。

今の生活と比べることで、本当に必要な購入かがわかります。タイミングもあるので、今の生活よりも良い生活が望めそうなときに購入してもよいでしょう。

総合的に考えて購入を決めるのがベスト

住宅の購入は、総合的に決めるのがベストです。購入したばかりに住宅ローンに追われていては本末転倒。住宅の価格だけでなく、立地や周辺の建物、家族にあった環境か、などを確かめてから購入しましょう。

総合的に考えてプラスに転じているほうが、購入後の後悔は圧倒的に少ないです。こんなはずではなかったと思う前に、総合的に考えて冷静に購入することをおすすめします。

まとめ

注文住宅を購入するときに気をつけたいこと、チェックすることについてお伝えしました。住宅購入は、一生に一度といわれるほど大きな買い物です。失敗はしたくない買い物。できるだけ正解に近づけるために、シミュレーションしておきたいのが、資産価値です。

購入して時間が経つと、売却を考えるケースも少なくありません。価値を落とさず資産として運用できる物件を見つけましょう。また、今の負担と比べて、同じくらいに抑えられる物件を見つけましょう。キーワードは、家賃200倍と今の生活と比べてみるということです。

迷った方にはこの会社がおすすめ

おうちの買い方相談室

おうちの買い方相談室の画像 引用元:https://fukui.ouchino-kaikata.com/

費用は一切かからず、各家庭の状況にピッタリ合った住宅会社を紹介。アドバイザー全員が元住宅営業経験者・宅地建物取引士であり、住宅購入専門のFP資格、住宅購入診断士などの資格も保有しているプロフェッショナルです。 それぞれの予算に合わせ、無理のない資金計画を一緒に考えてくれます。

また、住宅会社それぞれのメリットデメリットを伝えてくれて、一緒に注文住宅会社に行くことも可能。お金だけでなく、どんな住宅を建てたいかしっかりヒアリングして提案してくれるでしょう。

おすすめ関連記事

検索

【NEW】新着情報

住まいの選択で悩んでいるなら、注文住宅と建売住宅の特徴と選ぶポイントを理解しましょう。それぞれのメリットやデメリットを把握すれば、みずからのニーズに最適な選択が見えてくるはずです。本記事では

続きを読む

不動産を購入する際、土地選びはその後の生活に大きく影響を与える重要なポイントです。理想的な住まいを見つけるためには、周辺環境や土地の状態、災害リスクなど、さまざまな要素を検討しましょう。本記

続きを読む

住宅を購入する際、頭金の金額や決めるポイントは悩ましい課題です。この記事では、頭金の平均相場や決める際の重要なポイントに焦点を当て、賢い頭金の計画を立てるための情報を提供します。住宅購入にと

続きを読む